「名探偵コナン」から コミック10、11巻
 「吹雪が呼んだ惨劇」の一連


謎の組織に毒薬を飲まされ、小さな体になってしまった高校生名探偵の工藤新一は、正体を悟られないため「江戸川コナン」と名前を変えて、毛利探偵事務所に居候しています。所長である毛利小五郎の娘、蘭ちゃんと新一は恋人(らしい)関係にあります。

コナンが福引で当てた別荘の宿泊券を利用し、3人でスキーに行くと、ひょんなことから招待された隣の別荘で、大学教授の
大山将が殺されました。容疑者は、

金澤智康 飛田銀二 江角果歩 中原香織の4人。将棋ファンなら、思わずニンマリしてしまう名前ばかりです。

大山氏が殺害される前に残した
「馬がほしかった」という言葉がキーワードです。

「桂馬があれば、全種類の駒がそろう」という意をコナンは読み切ったのですが、すごい推理力です。
普通の将棋ファンなら成角の馬を想像してしまうところ。これはコナンがとんでもない将棋ファンの証明です。

大山氏は息のあるうちに、格子柄のテーブルクロスを盤に見立て、
香車の初期配置にダイニングメッセージを残しました。これもコナンは見事に読み切り、犯人の中原香織を割り出します。

中原香織は、犯行の第一発見者であり、ダイニングメッセージに気づいて、証拠のテーブルクロスを払いのけています。と、いうことは
彼女も将棋が指せるはずです。女性で将棋が指せるのはカッコいいですねぇ。男はくさるほどいますから。

事件解決後、毛利探偵事務所でコナン−小五郎戦が指されています。テーブルの上にのっているのは、足つき5寸ぐらいの盤なので、高さを合わせるためコナンはイスの上に厚い本2冊とザブトン、小五郎もザブトンを置いていました。これ、
リアリティーあります。作者の青山剛昌先生は実際に、この状況で指されたことあると見ました。

さて、盤面が確認できたのが左の図で、コナンが△3六桂と指し「やったー、これで完成だ!」と喜んでいました。駒台がなかったので、持ち駒はちょっと分かりません。

まず小五郎は居玉のうえ、
飛車側の銀が動いていません。そして決定的なのは2八飛・2七香・2六歩の形。これでは前に大きく動ける飛車と香車がかわいそうです。とはいえ、1筋を攻めた形跡があり、敵陣に馬を潜伏させているあたり(5一の竜でタダですが…)、かなり攻撃的な棋風と見ました。

対してコナンは玉の位置から
居飛車党と判断でき、自陣に竜を引き、玉は金2枚で囲っているので、基本的には受け主体の棋風であることが判明します。

4六香が小五郎玉の右方面への逃げ道を封鎖している急所の駒。△3六桂では、もちろん△6六銀や△7一竜で勝ちが早いですが、コナンのねらいは
盤上に駒で「バカ」の文字を象形させるのがねらいでした。

そんなねらいを実現させているうえ絶対負けない形を作り、なおかつ終盤のテクニックである
敵玉挟撃の陣をとるなんて! これは並の指し手ではありません。かなりの実力と見ました。体の小さいうち、ぜひ小学生名人戦に出場してもらいたいです。

と、いうことで
江戸川コナン 三段/毛利小五郎 5級を認定

※情報提供は、onsenpenguinさんでした


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