隠されたハリマオの財宝のありかを示すタカの像と、アーチャ-卿の孫娘ダイアナをカルト教団「ネオナチ」に奪われたルパンと次元。逃げるヘリコプターをバイク(2人乗り)で追跡している最中に、なんと目隠し将棋(※1)を指しているんです。
ル「2三歩成り」
次「7七飛車打つ」
ル「4八角」
次「同銀」
ル「同飛」
次「5二金」
ル「3三銀成らず」
次「6一金」
ル「2二角」
次「7三飛車成り」
ル「同桂 王手金取り〜 ……詰んだな」
この進行の局面を再現しようと考えました。最後の▲2二角△7三飛成▲同桂の3手に悩まされ、わが実力では再現不可能でした。
その理由はいろいろありますが、△7三飛成▲同桂(成り、成らずはわかりません)が王手となります。すると角が盤上の2二と次元の持ち駒なので、玉の位置がおのずと決まります(じゃあ、△7三飛成ってココセ(※2)みたいな手…)。
すると、ルパンの▲2二角が終盤の忙しいときに、なにをねらったのかが理解不可能だったが最大の理由です。もしかしたら、将棋ではなくタカの像とダイアナ奪還計画を相談する、2人の暗号だったのかもしれません。
と、いうことでルパン三世/次元大介 ともに認定不能
(※1)盤と駒を使わずに、棋譜を言い合い、頭の中で局面を推移させて指す将棋。アマ四段はないとできない。
(※2)信じられない大悪手のこと。相手が「ここへ指せ」と念じ、それが略してココセになったといわれている。
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